2007年03月
ジェットでゴーゴー。  (2007.03.18)

飛行機の離陸のときに、ジェットエンジンの音や振動の高まりとともに、激しく興奮します。


さて、
全日空が胴体着陸したニュースをきっかけにマイミクの人と少しやりとりがあったので、ついでにちょっと書きたくなる。


1.胴体着陸した飛行機はジェット機である。
2.国際線のジャンボ機はプロペラ機である。


1も2も一見「嘘ばっかり」に思えるが、これは一種の言葉のアヤのようなもので、どちらも真実だ。
高知で胴体着陸したボンバルディア製の飛行機は、翼の前でプロペラが景気良く回っていたが、実はそれを回しているのはプロペラの付け根に隠れているジェットエンジンである。
一方で国際線を飛ぶジャンボ機は、大型(に見える)ジェットエンジンを翼の下にぶら下げているが、実はジェット気流だけでは飛び上がることすら出来ない。ジェットエンジンから取り出した回転力でエンジン前面にあるファンを回し、その風圧をジェット部を通さず(バイパスして)吹き出すことで推力の大半を得ている。近年はファンによる推力の比率がますます高まってきており、もはや大型ジェット機とはいえ、実態は羽がジェットエンジンの中にしまわれた一種のプロペラ機と言える。(ターボファンという)


ついでに発電所についても。
火力発電というと、石油やガスを燃やした熱で水を蒸気に変えて発電機を回していると思っている人が多いと思うが、実は最近はそうではない。じゃあなにかと言うと、これがジェットエンジンである。燃料(LNGが主流)を大型のジェットエンジンで爆発させ、発電機を回す。さらにこのジェット排気の熱で水を蒸気にしてまた発電機を回す。これによって、昔の方式より格段に省エネな発電が出来るそうだ。(コンバインドサイクルという)


詳しく知りたい向きにはウィキペディアのリンクを貼っておく。
Turbofan
Combined cycle


昨夜銀座と、ハードボイルドWL  (2007.03.11)

矢場とんでわらじ定食を食った後、
プロントで時間を潰していたら、
別に盗み聞きする気はなかったが、
となりに座った50代男+40前女のカップル?が、
ハケンの品格について話し始め、その後女の方が来週ベトナム旅行に行くと言い、男がカンボジアとタイもしきりにすすめて、今度二人で行こうよ、と言ったら、女は、何もしないならばいいよ、と言っていた。
次に来た年齢不詳のダサいカップル?が、白石美穂の年齢について話はじめ、オレンジデイズがどうのこうの、童顔がどうのこうの言い出し、なぜか児童ポルノの話をしだして、今度はPasmoの話にうつると、女がしくみを理解できずに、京急の定期券がカードに入っちゃうの?ウソ? 男がしくみを必死で説明すること30分以上も要した。そしてクレジットカードのリボ払いがなんたらとか、女が、公共料金をカード払いにすると生活費の上がり下がりが把握できないとかなんとか。
一人で聞かされている身としては、いやになっちゃう。


ハードボイルドワンダーランド(三ノ輪駅徒歩)泊
夜中に阿鼻叫喚の声を聞く。


http://www.flickr.com/photos/310000/sets/72157594581751000/show/


なんにせよ、このままでは自分を見失いそうな気がする。
夢中になるものがひつようだ。仕事にしろ遊びにしろ。



洗車の場合 〜おわらない物語〜  (2007.03.10)

木曜日は仕事がらみでお台場に。二日酔い頭痛+風邪気味×アスピリン=ほぼ意識が無かった。帰りに都心へ出るために、TWR線で天王洲アイルまで行ってTMR線に乗り換えた。寒い日だったので浜松町の空がとても綺麗だった。


今日は晴れの土曜。しばらくぶりに洗車でもしようと、近所のJOMOへ。僕の住んでいる界隈はガソリンスタンドが過当競争気味で、洗車がとにかく安い。
年末に貰った「洗車&撥水」(800円)のタダ券を使おうとしたら、今日は洗車が10円、洗車&撥水300円なので、タダ券を使うのは次回にした方が良いと言われ、買っておいたプリペイドで払う。このプリペイドカード自体、1500円で3000円分使える仕組みであり、つまり今日は洗車が5円、洗車&撥水150円で出来る勘定になるわけ。これだけでも安すぎだが、洗車が終わったらまた800円のタダ券をくれた。タダ券の有効期間は半年と結構長くて、これからはしばらくタダ洗車が堪能出来そうだ。まさに「おわらない」感じだ。


車のラジオを聴いていたら、20代の選挙の投票率が低い云々。解説者は相変わらず「若者の政治への関心が〜、今の政治への不信感が〜」等々。少し違うと思う。僕が思うに、若者も年寄も政治への関心度はほぼ同じだと思う。不信感というのは、別に当代の政治への不信ではなく、議会制民主主義が全体の利益を代表するものでなく、結局は一部の人の利益を代表するものに過ぎないという不信感、というより諦めだろう。一部というのは「高齢者」であったり「土建屋」だったりする。だから年寄の投票率が若者より高いのは当然で、なぜなら若者より年寄の方が「政治によって利益を得る一部」である可能性がずっと高いからだ。投票と政治の利害関係という点で、若者は政治から害を受けることはあっても、利を受けることはあまり無い。結果、若者の投票率が低いことで、政治家は若者の顔色を窺わずに済むから、ますます若者の利益がおざなりにされる構造になっている。これはスパイラルである。
打開策としては、やはり若者の代表者を議会に送るべく、どんどん出馬するべきだが、これがなかなか難しい。世界一高齢化が進む今の日本では票田自体が高齢化している。


コープスブライドを見ずに、  (2007.03.05)

すごい物を見たと言ってはいけない。

ティムバートン師匠が作り上げた、稀代の傑作。
内容もさることながら、注目すべきはその映像。

僕もDVDで本編を見たとき、
「なんだ、今回はCGIにしちゃったか。それでも演出含めなかなか素晴らしいけど」と思ったのは甘かった。なぜなら次に特典映像を見て腰を抜かす。「な、なに!これがすべてコマ撮りのクレイアニメ・ストップモーションだったとは!」

CGIじゃないんです、これ。恐ろしく滑らかな動き、キャラクター達の表情含め、すべてはコマ撮り。ちょっと人形を動かしては撮り、またちょっと動かしては撮り、の気の遠くなるような繰り返し。前作ナイトメアビフォアクリスマス(1993)は、いかにもコマ撮り風のギクシャクした動き(それもまた魅力)だったが、コープスブライドではもはやCGIと言っても誰も疑わないレベルだ!特にピアノを弾くシーンの指の動きと表情は神技レベル。

そしてさらに、驚愕の事実。本作の映像はすべて、CanonのEos ID MarkIIで撮られた!

=つまり普通の映画で使うような1台数千万クラスのフィルム動画カメラや、最近多いデジタルHDビデオカメラは一切使わずに、ヨドバシカメラなどで普通に数十万円台で売られているデジカメで撮ってしまうとは!
写真を趣味にしている人なら、Eos IDを持っている人は多いし、自分の周りにも何人かいる(いた)。ようするに道具は揃っているわけで、ティムバートン師匠と僕ら一般人の違いって、ようするに職人としての気合というか、映像に対する愛の違いだけだと思うんですよ。

映像に対する愛が足りてないのは、いまや日本アニメです。なかにはいい物もあるにはあるんだが、いかんせん予算が足りて無さすぎ。そして最大の悪は、根強い宮崎アニメ礼賛の風潮。
と言ってもジブリ全否定ではない。
ナウシカ〜トトロあたりはまずストーリーが優れているし、キャラクターが魅力的でオリジナリティが高く、コマの少なさ(海外24コマ/秒に対し国内6コマ/秒というリミテッド)と感情表現の貧しさ(セリフと口の動き非連動、単なる口パク。戦前にこれを実現したディズニーに対し、半世紀以上遅れた水準)といった欠点も、久石音楽を入れるタイミング、粗末な映像ながらも動きのダイナミズム(とりわけ空を飛ぶ系のシーンの動きとカット割:魔女宅の風に煽られるキキの描画、大トトロに抱かれて飛ぶシーンのカットなど)でかなりカバーしてた。
問題は、もののけ以降のジブリ。近年の千と千尋、ハウルなどは、上記の宮崎アニメの良い点がすべて失われ、日本アニメの欠点だけが残ってしまった廃墟のようなアニメだ。ゲド戦記に関しては、もはや何も言いたくない。もう、ジブリは解散したほうがいいと思う。


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