2006年06月
京間スペック  (2006.06.29)

会社が暇なので、定時退社してヤマダ電機へ。部屋の蛍光灯を買う。元から部屋に付いていたのが色温度=6700ケルビンでかなり青白くうんざりしていたので、2800ケルビンのを二本買う。
帰ってからさらに暇なので、部屋を測量してみる。公称6畳の部屋なのだが、実際はもっと広い気がしていたからだ(他の部屋の人もしばしば同じことを言っていた。) 巻尺で計ってみると、限りなく10畳に近い9畳だった。感覚は間違ってなかった。そもそもなんでこの部屋6畳とされているのか謎だ。京間※仕様なのか?
それにしても7月は休日多過ぎ。数えてみたら、31日中、出社日が15日しかない・・・。


※ご存知でしょうか? 関西と関東では畳の大きさが違います。関西の方が少し大きく、関西の6畳は関東の7畳程の広さになります。前者を京間、後者を江戸間(田舎間)といいます。


愉快なる工場労働者  (2006.06.27)

僕の住んでいる所は、首都圏でも有数の工業地帯なわけで、僕自身日々ブルーな作業服を着て工場で働いているわけなのですが、工場を好ましく思わない人も世間には多いらしく、「工場で働いている」と言うと、怪訝な顔をする人、距離を置こうとする人が少なからずいることを知り、また最近は古くからの友人の中にも「搾取されてる奴隷生活」などと言う人もいて、それは「社会階級」という存在を心から嫌う僕にとって不愉快なこの上なく、しかもそれがちっとも実態に基づいた観測ではなく、単に工場に対する無知からくる偏見に過ぎないという確信というか事実に、結構うんざりするのです。
確かに3Kであることは揺るがない事実ですし、都心の瀟洒なオフィースで働き、洒落た店でランチを食べるビジネスマンに較べてみたら、建物はプレハブで、更衣室のロッカーは油臭いし、食事はもっぱら学校給食のような工場食堂で、帰りに一杯やれる熱帯魚のいるバーも界隈にはなく、それは決して優雅なものではありませんが、世間で思われている程には、工場の環境は悪くはないと思うのです。給料の安さも、基礎生活費が安いためにそんなに苦になりません。かえってお金が貯まりやすいためか、30代前半くらいで庭付きの家一軒に車2台、妻1人子1人ペット1匹というのが、標準的なようです。生活レベルは中の下です。
工場に対する無知の一つに、工場の人間は来る日も来る日も工場にこもって働いている、というのがあるようですが、これは本当に現実を知らないというものです。僕のいる部署こそ、工場外に出ることは少ないのですが、すぐ隣の10人位のグループの人は結構頻繁に出張などに出掛けます。先週も二人がフランス、一人がタイに行っていましたし、その前の週は韓国に一人行っていました。今週はアメリカとインドに行く人がいるようです。普段はTシャツの上に作業着といういでたちの彼らも、そういうときにはあまり高くはないであろうスーツに着られて、成田から出掛けていきます。
「社会階級」という点に関すれば、工場は都心のオフィースなどよりはるかに平等で、共和主義的です。上司にゴマを擦る人なんて工場にはあまりいませんし(気づかないだけかもしれません)、妙に気取ってみせたり、何かを気負う必要はあまり感じられません。課長も部長も、役員や社長さえもが、溶接ラインの油だらけの人と並んで、同じ食堂のテーブルで昼ご飯を食べている、そんなマルクスの思い描いたような風景こそが、まさに日本の誇る「自由闊達にして愉快な理想工場」なのです。


その後  (2006.06.25)

日曜日の朝、夜中の2時半に起きて会社の人4人と勝浦までバス釣りに行く。袖ヶ浦に事業所を移転して来てから、ぐんと行動範囲が広がってきている。今回は週末なので外房の勝浦だし、会社帰りに「ちょっと釣りにでも」という時でも、平気で50kmくらい遠くへ行く。
アルミで出来た30kgもあるモーターボートを先輩の車の屋根に積んで、途中もう一台のボートを積んだ2人と合流して勝浦へ。ボートの上げ下ろしが怖い。ちょっとでも手を滑らして落としでもしたら車のガラスを割ってしまうので。
湖について、ボートやバッテリーや釣具を下ろす。重労働。そしてジャングルクルーズ気分で湖を探索しつつ釣り。
最初は良かったのだが、寝不足と船酔い(?)でだんだん体調が限界に。しかし誰も帰ろうとしないし、湖の上に浮かんでいるので自分だけ帰る訳にも行かない。結局昼の1時くらいまで半日近く苦痛に耐える。お湯に醤油を流し込んで、生のきざみ玉ねぎをぶち込んだ、下品な味の土着ラーメンを食って帰り、爆睡。
ここ10年で最大の疲労。もう、絶対ボート釣りには行かない!


ナリタエアロポルテ  (2006.06.10)

暇なので、車のエンジンテストも兼ねて、先週オープンした成田の1タミまで行く。ウチから成田まではだいたい75キロで、高速がまったく渋滞なかったので40分もかからなかった。意外に近い印象。
新しい南ウイングは北ウイングに比べて1.5倍くらい広くて、スターアライアンスがまとめて引っ越してきたので、改装中の地方空港的なこじんまりとした雰囲気とはうってかわってかなり賑わっていた。
13年もかけた超スローペースな今回のリニューアルで、1タミは以前の2.5倍も広くなったらしい。

空港内の石焼ビビンバ屋で、あやしい英語を発見!(写真)


眼鏡をかけて海老を喰う日々  (2006.06.08)

昨日から3日間、水木金と会社の食堂にエビフライが並ぶ。
僕はひとり「エビフライ推進週間」を宣言し、3日連続エビフライを食べ続けるつもりだ。今日は2日目。タルタルソースとの絶妙のコンビネーション!タルタルソースを考えた韃靼人は偉大!
大正の頃に、名古屋から出てきて4代目になるのに、相変わらず名古屋な味覚癖が抜けずに、僕は味噌煮込みやエビフライが大好きです。

それはそうと、この写真集が、少し気になる。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/477831008X/249-0523367-8670736


6gatu tokyo  (2006.06.04)

土曜日の朝9時半に僕は東京に着き、急いで銀座にある小さな出版社に向かう。高度成長期を彷彿とさせる薄汚れたビルの上の方の階にその出版社はあった。エレベーターを降りて事務所のノブをひねったが、鍵がかかっていて開かない。仕方がないので一つ下の階にある併設のギャラリーに行き、素敵な感じの女性の人に声をかける。「10時の約束のはずなんですが・・・」と僕が言ったか言わない時、入口からあわてて男の人が入ってきた。土曜日・・・休日なのに、僕が土日しか東京には来れないので、わざわざ出勤してきてくれたらしい。ありがたいことだった。それから一時間ばかり、前作の写真集などを見ながら話をする。そしてiBookで310000を見ながら話をする。目の前で310000を見られるのは正直思ったより恥ずかしかった。結局、今回の話は無しにしてもらった。少ない部数とはいえ、僕のレベルの写真をホンマタカシさんなどプロの人と並べて載せられるのは気がひけるし、それに本当のことをいうと、郵送してもらった前作の本には誤字脱字が多かったし、印刷品位もあまり高いようには見えなかったというのもあった。

出版社を去り、タリーズコーヒーに入る。目あては少し前に噂に聞いたチョコミントのアイスだ。しかし見るとガラスケースの中にある8種類程のアイスの中にチョコミントはなかった。店員のオネエサンに聞くと、季節商品だったので入れ替えでなくなってしまったという。僕は余程チョコミント欲しそうな表情をしていたのだろうか、「実はまだストックが裏にあるんですよ、今持ってきます、内緒ですよ」と言ってはダンボールの箱を持ってきて、カップにチョコミントを盛り付けてくれた。ありがとう、やさしくて(あまりかわいくない)オネエサン! タリーズのチョコミントはチョコチップが多くて、世間一般のチョコミントよりもちょっと甘かった。

品川に向かう。駅前の吉野家で大急ぎで昼食をかっこみ、駅のすぐ側の新しいビルの中にあるコンファレンスセンターに行く。Adobeの無料セミナー。会場に入ると、すでに何百人も座っていた。有名な写真家(名前忘れた)やマガジンハウスのカメラの人などが、それぞれ1時間位づつPhotoshopの活用等について話す。時々宣伝っぽいのもある。コーヒー休憩を3回挟んでの賞味4時間以上の充実した内容。3番目に話したレタッチャーの人が、前Photographicaで見た有名な人で驚いた。撮影裏話とかも面白かった。ホールでは協賛企業が小規模な展示をしていて、ナナオの液晶モニターの新製品=24インチワイドでカラーマネージメント対応で178,000円は破格の安さだ。L997に代わり310000では今年中にこのモニターを導入予定。

素晴らしいセミナーが終わる。品川駅のガード下に出来た、どんぶりなんとかに行く。どれも美味しそうだったが、国分寺スタミナ丼を食べる。卵をかけない方が美味しい。濃い醤油味が労働者の食いものって感じで、昭和ノスタルジア。量も多いくらいだった。600円。

この夜は5月同様に友人のT氏の家に泊まる予定だったのだが、T氏の帰りが遅くなることが判明した上、2ヶ月連続で泊まるのも悪い気がしたので他へ泊まることにした。浅草橋で降り、蔵前付近に数日前オープンしたGHへ行く。ここの1号店は京都にあり、その高級ホテル並の快適さと値段の安さから数年前に「アジアでNo.1」に選ばれたので有名だった。着いてみるとオープンしたばかりで空いている上、設備が本当にいい。座り心地の良いソファーや大型の液晶テレビまで備わっている。当然ネットは無料。あちこちに花や草を飾るなど気配りも行き届いていて、これで3,000円未満は破格。受付のスタッフも、よくあるヒッピーな子ではなくて「文学部で去年イギリス留学してました。就職決まったんでここでバイトしてます」風のスマートで丁寧な言葉遣いの美しい女性だった。

そして、日曜の朝。浅草橋周辺がお祭りだったので、適当に写真を撮りながら駅へ行く。電車で池袋のハンズへ。本棚とロールスクリーンとレースカーテンとマガジンラックを買う。ついでに電話機を買おうと思い(注:310000の事務所には電話線があるが電話機がない)ビックカメラとかを見るが、どれも意外に高い。だいたい7,000円はする。固定電話なんて月に1回位しか使わないのにこれでは採算が悪い。仕方なくお茶の水のヴィレバンに行き、昔のアメリカのホテル用の電話(上の写真)を買う。3,000円位。ベルが鳴ると赤いランプが点滅するのが60年代SF風でカッコいいし、部屋に置いておくだけで70年頃の西海岸のヒルトンやメリディアンの一室にいる気がする。ホテル用なのでフロントの番号などの案内も書いてあるが、書いてあるだけで当然フロントには繋がらない。

神保町まで下がり、本屋を物色。本城直樹さんの『small planet』が良く売れているようだ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4898151728/mixi02-22/249-0523367-8670736
確かにミニチュアっぽくて面白いが、これって特殊なレンズ使ってるんでしょ?最近、ネットで同じような不思議な被写界深度の写真を見るけど、この本が元ネタだったのか。
『Tokyo graffiti』は良いコンセプトの雑誌だ。
http://www.grfft.com/
ストリートスナップの対象を若者だけでなく、巣鴨のおばあちゃんとかまで広げた功績は偉大。20年前と20年後で友達で撮るコーナーや、写真の母と同じ年齢になった娘が写真の母と同じ場所で同じ服を着て撮るコーナーが好き。でもいつも立ち読みで、一度も買ったことない。480円は安いのに。で、結局Photographicaだけを買った。

千代田線で根津へ行く。メールをくれた千駄木空間という貸スペースを見に行く。狭いが、独特の佇まいが結構いい感じ。変色した足元の壁の色とか、壁の穴に置いた草?の雰囲気がある。事務所の奥へ案内してもらい、隣家との間に作った苔の箱庭を見せていただく。湖みたいなところがあって、エレキングとかべムラーのソフビを置きたくなった。ああ、さっきハンズで買ってくれば良かった。値段も安くて設備も一応揃っているし、なにより苔ジオラマが気になるので、もし310000で個展をやることがあったら、また特撮映画を作るときは苔のところをお借りしたい感じだ。ちなみに根津あたりは被写体になる物が多くて、70枚くらい撮った。

上野まで歩き、白山眼鏡を見る。今のも白山だが、4年以上かけているので、ピントもおかしいので夏ぐらいに買い換えたい。やっぱり前と同じくレンズ込みで4〜5万のようだ。高いように思えるが、ここのチタンフレームは何度も踏んだりしたのに歪まないし、レンズは度が進んだら他所で安く変えてもらえばよく、フレームだけは一生物だと思う。とても品質がいいのだ。


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